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ベッドに生えたカビの取り方は?発生する原因と再発を防ぐ予防法を解説!

朝起きてマットレスを上げたら、黒い点々を見つけてショックを受けたことはありませんか。「ベッドに生えたカビの取り方は?」と焦る気持ち、よくわかります。お気に入りの寝具にカビが広がると、体調への影響も心配になりますよね。

実は、正しい道具と手順を知っていれば、自宅で対処できる場合があります。この記事では、カビが発生する原因と再発を防ぐ予防法を詳しくまとめました。まずは落ち着いて、今の状態に合った最適なケア方法を見つけていきましょう。清潔で心地よい眠りを取り戻すためのステップを解説します。

ベッドに生えたカビの取り方は?

自分で対処できるのは、カビが表面に留まっている段階です。除菌を優先するか、見た目をきれいにするかで使う道具が変わります。まずは身近なアイテムでできる方法を見ていきましょう。

1. 消毒用エタノールで除菌する手順

カビを取り除く第一歩は、菌を死滅させることです。消毒用エタノールを使えば、カビの細胞を壊して無害化できます。

スプレーを吹きかけて、数分置くだけなので簡単です。ただし、エタノールには漂白効果がありません。黒いシミを消すのではなく、あくまで「除菌」が目的だと覚えておきましょう。

2. 酸素系漂白剤で黒い跡を薄くする方法

除菌ができたら、次は見た目のケアです。黒いポツポツしたシミには、酸素系漂白剤が役に立ちます。

生地を傷めにくいのが特徴で、色柄もののマットレスにも使いやすいです。お湯に溶かして使うことで、漂白成分がしっかりと働きます。時間が経った頑固なシミも、根気強く繰り返すと薄くなっていきます。

3. 重曹スプレーを併用した拭き取りのコツ

重曹には、カビの栄養分となる皮脂汚れを浮かす効果があります。エタノールで除菌する前に重曹水で拭き取ると、より効率的です。

水100mlに対して重曹を小さじ1杯混ぜるだけで作れます。汚れを浮かせてから除菌することで、再発の確率を下げられます。スプレーした後は、水分を残さないようにしっかり乾かすのがコツです。

マットレスのカビ取りで準備するものは?

カビ取りを始める前に、必要な道具を揃えましょう。家にあるものや、ドラッグストアで手軽に買えるものばかりです。効率よく作業するために、以下のアイテムを準備してください。

1. 殺菌効果のある消毒用エタノールスプレー

最も重要なのは、濃度が70%から80%程度の消毒用エタノールです。「健栄製薬 消毒用エタノールIP」などが使いやすくておすすめです。

スプレーボトルに入ったタイプなら、そのまま広範囲に吹きかけられます。速乾性が高いため、マットレスがびしょびしょになる心配も少ないです。まずはこれを用意して、カビの繁殖を食い止めましょう。

2. 生地を傷めにくい粉末状の酸素系漂白剤

黒ずみを落とすなら、「オキシクリーン」のような酸素系漂白剤を選んでください。塩素系とは違い、ツンとした臭いが少なく、生地へのダメージも抑えられます。

40度から60度のお湯で溶かすと、洗浄パワーが最大限に発揮されます。ペースト状にして汚れに塗る方法も効果的です。マットレスの素材を確認してから使うようにしましょう。

3. 汚れを叩き出すための清潔なタオルと霧吹き

汚れを吸い取るためのタオルは、3枚ほど用意しておくと安心です。古くなった白いタオルなら、色移りの心配もありません。

カビをこすってしまうと、菌が奥に入り込んでしまいます。タオルを押し当てて、汚れを移し取るイメージで作業しましょう。霧吹きは、自作の重曹水や漂白液を入れる際に活躍します。

消毒用エタノールで除菌する際の手順は?

エタノールを使った除菌は、カビ取りの基本です。正しい手順で行わないと、カビの胞子を部屋中に広げてしまう恐れがあります。安全に作業を進めるためのポイントを確認しましょう。

1. カビが生えた部分へスプレーを吹きかける範囲

カビが見えている場所よりも、一回り広くスプレーするのが鉄則です。目に見えない胞子が周りに飛び散っている可能性があるからです。

しっとり濡れるくらいまで、たっぷりと吹きかけましょう。このとき、カビを吸い込まないようにマスクを着用してください。窓を開けて、しっかりと換気しながら作業することも大切です。

2. 叩き出すようにタオルへ汚れを移す方法

スプレーをして5分ほど置いたら、乾いたタオルで優しく叩きます。決して横にこすらないように注意してください。

上からトントンと叩くことで、浮いたカビがタオルに吸着されます。タオルの面を変えながら、常にきれいな部分で叩くのがコツです。これを数回繰り返すと、表面の汚れがすっきり落ちていきます。

3. 内部までしっかり乾燥させるための放置時間

除菌が終わった後は、水分を完全に飛ばす必要があります。湿気が残っていると、そこからまたカビが生えてしまうからです。

扇風機の風を当てたり、布団乾燥機を使ったりして乾かしましょう。触ってみてサラサラしていても、中には湿気が残っていることがあります。最低でも半日は、そのまま放置して自然乾燥させてください。

酸素系漂白剤で黒ずみを落とすやり方は?

エタノールだけでは落ちない黒いシミには、漂白作業が必要です。少し手間はかかりますが、見た目をきれいにするには欠かせない工程です。以下の手順で慎重に進めてみてください。

1. ぬるま湯で溶かした漂白剤を塗布する手順

まず、40度くらいのお湯に酸素系漂白剤を溶かします。これをタオルに浸して、軽く絞ってからカビの部分に押し当てましょう。

汚れがひどい場合は、少量のお湯で練った「漂白剤ペースト」を直接塗るのも手です。そのまま30分ほど放置して、成分が浸透するのを待ちます。汚れが浮き上がってくるのをじっくり待ちましょう。

2. 色落ちを防ぐために目立たない場所で試すコツ

漂白剤を使う前に、必ずパッチテストを行ってください。マットレスの裏側など、目立たない部分に少しだけ塗ってみましょう。

5分ほど置いて、色落ちや生地の傷みがないかチェックします。もし色が変わってしまうようなら、漂白剤の使用は避けてください。大切なマットレスを守るための、欠かせないひと手間です。

3. 水分が残らないよう乾いた布で吸い取る工程

漂白が終わったら、水に濡らして固く絞ったタオルで拭き取ります。漂白成分が残らないよう、何度か場所を変えて拭きましょう。

最後に、乾いたタオルで水分を徹底的に吸い取ります。水分が残るとカビの温床になるため、ここでも乾燥が最優先です。ドライヤーの冷風を当てて、仕上げるのも良い方法です。

木材のベッドフレームを掃除する方法は?

カビはマットレスだけでなく、ベッドフレームにも移ることがあります。特に木製のフレームは湿気を吸いやすいため注意が必要です。木材を傷めないお手入れ方法を見ていきましょう。

1. フレームの表面に付着したカビの拭き取り方

まずは、乾いた布で表面のカビを優しく拭い去ります。このとき、胞子を撒き散らさないよう、そっと拭くのがポイントです。

掃除機で吸い取るのは、フィルターから胞子が出るためおすすめしません。使い捨ての掃除用シートなどを使うと、そのまま捨てられるので衛生的です。

2. 消毒用エタノールで木材を傷めずに除菌するコツ

木材にも消毒用エタノールが使えます。ただし、塗装の種類によっては色落ちすることがあるので注意してください。

布にエタノールを染み込ませて、フレーム全体を拭き上げていきます。木目の奥に潜む菌まで除菌するイメージです。エタノールはすぐに蒸発するので、木が反る心配もほとんどありません。

3. 掃除後にワックスや保護材で仕上げる手順

しっかり乾いたら、木材用のワックスを塗っておくと安心です。表面をコーティングすることで、湿気が入り込むのを防いでくれます。

「未晒し蜜ロウワックス」などは、天然素材で寝室にも使いやすいです。カビを寄せ付けないだけでなく、木材のツヤも戻ります。定期的なケアが、ベッドを長持ちさせるポイントです。

なぜベッドにカビが発生するのか?

掃除が終わったら、次は「なぜカビが生えたのか」を考えましょう。原因を知ることで、これからの対策が明確になります。カビが好む3つの条件が、寝室には揃いやすいのです。

1. 寝ている間の汗がマットレスに溜まる仕組み

人間は一晩にコップ1杯分、約200mlの汗をかくと言われています。この汗がマットレスに染み込み、湿度を上げてしまいます。

特に夏場や密閉性の高い寝具を使っていると、湿気が逃げ場を失います。カビにとって、この「水分」と「体温」は絶好の繁殖条件です。毎日使うものだからこそ、湿気が溜まりやすい環境なのです。

2. フローリングへの直置きによる結露の影響

マットレスを床に直接敷いていると、カビのリスクが跳ね上がります。床とマットレスの間に温度差が生まれ、結露が発生するからです。

冬場の冷たい床に、温かい体温が伝わると水分が発生します。この湿気が床との接地面に溜まり、数日でカビが生えることもあります。通気性の悪い環境が、一番の原因と言えるでしょう。

3. 部屋の換気不足で湿度70%以上が続くリスク

カビは湿度が70%を超えると、一気に元気に活動し始めます。梅雨の時期や、窓を閉め切った部屋は特に危険です。

空気が淀んでいる場所には、カビの胞子が溜まりやすくなります。クローゼットの近くや部屋の隅など、風が通りにくい場所は注意してください。部屋全体の湿度管理が、ベッドを守る鍵になります。

カビを放置することで起こる健康被害とは?

カビを単なる汚れだと思って放置するのは危険です。私たちの体は、知らないうちにカビの影響を受けているかもしれません。寝室の環境を整えることは、健康を守ることにもつながります。

1. 胞子を吸い込むことで発症するアレルギー症状

カビの胞子を吸い込み続けると、鼻水やくしゃみが止まらなくなることがあります。これは体がカビを外に出そうとするアレルギー反応です。

「寝室に入ると鼻がムズムズする」という場合は、カビが原因かもしれません。放置すると慢性的な鼻炎になる恐れもあります。快適な睡眠のためにも、早めの除去が必要です。

2. 夏型過敏性肺臓炎や喘息が悪化する原因

より深刻なのは、肺の中にまでカビの影響が及ぶことです。夏場に咳が続く「夏型過敏性肺臓炎」は、カビが引き金になる病気として知られています。

喘息を持っている方は、カビの胞子によって発作が起きやすくなります。寝ている間は無防備に空気を吸い込むため、影響も大きいです。家族の健康を守るためにも、カビのない環境を作りましょう。

3. 寝具のダニがカビをエサにして繁殖するリスク

実は、カビが増えるとダニも増えるという悪循環が起こります。一部のダニはカビをエサにして繁殖するからです。

カビとダニのダブルパンチは、肌荒れや痒みの原因になります。どちらも湿気を好むため、対策は共通しています。まずはカビを退治して、ダニが住みにくい環境を整えましょう。

カビが自分で落ちないときの判断基準は?

どれだけ頑張ってもカビが落ちないときは、無理をしないことも大切です。自分での掃除には限界があります。以下の状態に当てはまる場合は、プロの手を借りるか買い替えを検討しましょう。

1. マットレスの内部深くまで菌糸が入り込んだ状態

表面をいくらきれいにしても、中からカビの臭いがする場合は要注意です。カビの根っこ(菌糸)が、ウレタンやスプリングの奥深くまで達しています。

この状態では、市販のスプレーだけでは太刀打ちできません。表面だけケアしても、すぐに中からカビが湧き出てきます。内部の汚れは、自力の掃除では届かない領域です。

2. 表面を洗っても何度もカビが再発する場合

掃除をした直後はきれいなのに、数週間でまたカビが生えることがあります。これは、目に見えない菌が残っている証拠です。

何度も繰り返すと、マットレスの生地自体がボロボロになってしまいます。手間とコストを考えると、早めに次のステップへ進むのが賢明です。清潔な状態を維持できないなら、プロの出番かもしれません。

3. 異臭や黒ずみが広範囲に広がったときの買い替え目安

マットレスの半分以上にカビが広がっている場合は、買い替えをおすすめします。それだけの範囲を完璧に除菌するのは至難の業です。

また、カビ特有の「土臭いような臭い」が取れないときも寿命のサインです。無理に使い続けるよりも、新しいマットレスで心機一転する方が、精神的にも衛生的にもメリットが大きいです。

専門業者にベッドクリーニングを頼む費用は?

「お気に入りの高級マットレスを捨てたくない」という方は、プロのクリーニングが救世主になります。専用の機械を使えば、驚くほどきれいになることがあります。気になる相場を確認しておきましょう。

1. シングルサイズからキングサイズまでの料金相場

クリーニング費用は、マットレスのサイズによって決まるのが一般的です。以下の表に、大まかな目安をまとめました。

サイズ料金の目安
シングル10,000円 ~ 13,000円
セミダブル12,000円 ~ 15,000円
ダブル14,000円 ~ 18,000円
クイーン・キング18,000円 ~ 25,000円

※出張費が別途かかる場合があります。

2. 高温スチームやバキューム洗浄の効果

プロの凄さは、家庭では出せない「熱」と「吸引力」にあります。約100度のスチームで、奥に潜む菌を一瞬で死滅させます。

その後、強力なバキュームで汚れを水ごと吸い上げます。これで死骸や汚れが残らず、中まで清潔になります。乾燥までしっかり行ってくれるので、その日の夜から使えるのも魅力です。

3. 依頼する際のオプションメニューと所要時間

基本料金に加えて、防ダニ加工や消臭加工などのオプションを選べることも多いです。カビ再発を防ぐためのコーティングも人気があります。

作業時間は、シングルサイズで1時間から1.5時間ほどです。自宅に来て作業してくれるので、大きなマットレスを運ぶ手間もありません。困ったときは、一度見積もりを取ってみる価値があります。

ベッドのカビ再発を防ぐ具体的な予防策は?

カビを退治した後は、二度と生やさないための仕組みを作りましょう。難しいことは必要ありません。日々のルーティンに少し加えるだけで、ベッドの寿命がぐんと伸びます。

1. すのこベッドを活用して底面の通気性を確保する

一番効果的なのは、床との間に空気の通り道を作ることです。「アイリスオーヤマ すのこベッド」などのアイテムを取り入れてみましょう。

すのこを使うだけで、寝ている間の湿気が下から抜けていきます。折りたたみ式なら、日中にマットレスを干すときも便利です。直置きを卒業することが、最大のカビ対策になります。

2. 壁とベッドの間に隙間を作って空気を入れ換える

ベッドを壁にぴったりくっつけて配置していませんか。壁際は空気が滞りやすく、結露が発生しやすいポイントです。

壁から10cmほど離して設置するだけで、空気の流れが劇的に変わります。これだけで、壁側のマットレスにカビが生えるリスクを大幅に減らせます。今日からすぐにできる、タダで最強の対策です。

3. 起床後に掛け布団をめくって湿気を逃がす習慣

朝起きてすぐにベッドメイキングをするのは、実はカビ対策としては逆効果です。布団をきれいに整えると、夜の間に溜まった湿気を閉じ込めてしまいます。

起きたらまず、掛け布団を足元の方へガバッとめくりましょう。1時間ほどそのままにしておくだけで、マットレスの表面が乾燥します。これだけで、カビが住みにくい環境を保てます。

湿気を溜めないマットレスの手入れ方法は?

日々の予防に加えて、定期的なメンテナンスも行いましょう。マットレスを「洗えないもの」ではなく「ケアするもの」と捉えると、清潔さが長続きします。

1. 市販の除湿シートを敷いて水分を吸収する仕組み

マットレスの下に除湿シートを敷くのも有効な手段です。センサーの色が変わるタイプなら、干し時が一目でわかって便利です。

シリカゲルなどの素材が、寝ている間の汗をぐんぐん吸い取ってくれます。特に湿気が多い部屋にお住まいの方には、心強い味方になります。敷きっぱなしにせず、時々シート自体も干して乾燥させましょう。

2. 2週間に1回はマットレスを立てかけて陰干しする

重いマットレスをベランダに出すのは大変ですが、部屋の中で立てかけるだけでも十分です。2週間に1回、壁に立てかけて風を当ててください。

このとき、扇風機の風を当てるとさらに効果的です。裏側に溜まった湿気をリセットするイメージで取り組みましょう。これを行うだけで、カビが生える隙を与えません。

3. ローテーションを行って接地面の湿りを防ぐ工夫

3ヶ月に1回ほど、マットレスの上下(頭側と足側)を入れ替えましょう。さらに裏返せるタイプなら、裏表もひっくり返します。

同じ場所に重さがかかり続けるのを防ぎ、湿気の溜まり場を分散させられます。マットレスのヘタリも防止できるため、一石二鳥のテクニックです。カレンダーにメモしておいて、定期的に向きを変えてみてください。

まとめ

ベッドのカビ対策で大切なのは、早めの除去と日々の換気です。黒いシミを見つけても、まずは消毒用エタノールや酸素系漂白剤を使って、落ち着いて対処してみましょう。自力で落とせない場合は、プロのクリーニングを頼るのも賢い選択です。

カビの悩みから解放されるために、まずは明日から「掛け布団をめくっておく」ことから始めてみてください。さらに、すのこベッドや除湿シートを導入すれば、清潔な環境を長く保てます。今日の一歩が、あなたの眠りと健康を守ることにつながります。心地よいベッドで、毎朝すっきりと目覚められる生活を手に入れましょう。

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