一人暮らしを始める時や寝室の模様替えで、最初に悩むのがベッド選びです。特に「シングルベッドの幅」が自分の部屋や体格に合っているかは、快適な眠りに直結します。この記事では、シングルベッドの具体的なサイズや、失敗しない選び方の基本を分かりやすく紹介します。
自分にぴったりのサイズを知ることで、限られたお部屋のスペースを有効に活用できます。毎日の疲れを癒やす大切な場所だからこそ、スペックを正確に把握しておきましょう。

シングルベッドの幅やサイズは何センチ?
シングルベッドは、日本の寝具メーカーが設定している最も標準的なサイズです。お部屋に置いた時の圧迫感や、寝返りのしやすさを決める基準になります。まずは正確な数値を確認しましょう。
1. 一般的な幅は約97センチから100センチ
シングルベッドの横幅は、約97cmから100cmで作られています。これは大人1人が横になった時、両脇に適度なゆとりができるサイズです。
ほとんどの既製品シーツはこの幅に合わせて作られています。そのため、購入後に寝具カバーが見つからないという心配もありません。
2. 全長は約195センチが国内の標準サイズ
ベッドの長さは、マットレス部分で約195cmが一般的です。日本人の平均的な体格をカバーできるよう設計されています。
フレームを含めると、デザインによって200cmを超えることもあります。設置する場所の奥行きは、少し余裕を持って見積もることが大切です。
3. 身長180センチ以上の人にはロングサイズがおすすめ
身長が高い方には、通常より長い「ロングサイズ」という選択肢があります。長さが205cmから215cmほどあり、足元にゆとりが生まれます。
標準サイズで足が出てしまうストレスを解消できます。ロング専用の寝具が必要になるため、セットで購入するのがスムーズです。
シングルとセミダブルやダブルとのサイズの違い
ベッドにはシングル以外にも複数のサイズ展開があります。それぞれの幅の違いを表にまとめました。自分のライフスタイルと比較してみてください。
| サイズ名称 | 幅の目安 | 主な利用シーン |
| セミシングル | 80~90cm | 小柄な方や狭い部屋 |
| シングル | 97~100cm | 一人暮らしの標準 |
| セミダブル | 120cm | 1人でゆったり寝たい時 |
| ダブル | 140cm | 2人で並んで寝る最小幅 |
1. セミシングルとシングルベッドの幅10センチの差
セミシングルは、シングルよりも10cmほど幅が狭くなります。数字で見るとわずかですが、寝返りを打つと違いを大きく感じます。
お部屋の広さを優先したい場合には有効な選択肢です。ただ、体が大きな方の場合は少し窮屈に感じる可能性があります。
2. セミダブルとどっちがいいか迷う時の判断基準
1人で使うなら、シングルとセミダブルが主な候補になります。寝返りの回数が多い方や、ベッドの上でくつろぎたい方はセミダブルが快適です。
一方で、お部屋にデスクやソファも置きたいならシングルが適しています。生活スペースと睡眠の質のバランスで選びましょう。
3. 2人で寝るならダブルサイズ以上が必要な理由
シングルベッドに大人2人で寝るのは、幅が足りず非常に困難です。1人あたりのスペースが50cm以下になり、寝返りが打てなくなります。
カップルや夫婦で使うなら、幅140cmのダブルサイズ以上が基本です。無理に小さなサイズを選ぶと、眠りが浅くなる原因にもつながります。
一人暮らしの部屋にシングルベッドを選ぶメリットとは?
初めての一人暮らしでは、シングルベッドが最も選ばれているサイズです。多くの人に支持されるには、使い勝手の良さに理由があります。具体的なメリットを見ていきましょう。
1. 6畳やワンルームでも他の家具を置きやすい
シングルベッドはコンパクトなため、限られた空間を圧迫しません。6畳のお部屋であれば、ベッドを置いてもテレビ台やテーブルを配置できます。
床が見える面積を広く保てるので、部屋がスッキリして見えます。インテリアの自由度を高めたい方に最適なサイズ感です。
2. 寝具カバーやシーツの種類が豊富で選びやすい
市場に出回っている寝具の多くはシングルサイズ用です。ニトリや無印良品などのショップでも、デザインや素材のバリエーションが一番揃っています。
季節に合わせた冷感素材や暖かい毛布素材もすぐに見つかります。好みのコーディネートを安価に楽しめるのが嬉しいポイントです。
3. 模様替えや引っ越しの際の持ち運びが楽
シングルサイズは重量が比較的軽く、移動がしやすいメリットがあります。お部屋の模様替えをしたい時も、1人で位置を動かせるものが多いです。
引っ越しの際も、搬入経路を気にせずスムーズに運び込めます。将来的な生活スタイルの変化にも柔軟に対応できる大きさです。
自分の体格に合わせて最適な幅を選ぶ基準
カタログ上のサイズだけでなく、自分の体格に合っているかが重要です。理想的なベッドの幅を導き出す計算方法を紹介します。これを基準に選べば失敗しません。
1. 肩幅に左右20センチずつの余裕があるか確認する
快眠できるベッド幅の目安は「肩幅+40cm」と言われています。左右に20cmずつの余白があると、寝返りを打っても落ちる心配がありません。
日本人の成人男性の平均肩幅は約40cmから45cmです。シングルベッドの幅約100cmは、この基準をしっかり満たしています。
2. 仰向けだけでなく横向き寝が多い人の注意点
横向きで寝る習慣がある方は、膝を曲げるため意外と横幅を使います。寝ている間に無意識に動く範囲が広くなる傾向があります。
シングルサイズでも十分ですが、マットレスの端が沈み込まないタイプを選ぶと安心です。エッジ部分が強化されたものなら、有効な幅を広く使えます。
3. 大柄な男性なら幅120センチのセミダブルを検討
体格が良い方や、肩幅が広い自覚がある場合は、シングルでは狭く感じることがあります。その場合は無理をせず、ワンサイズ上のセミダブルを検討しましょう。
幅が20cm広がるだけで、圧迫感は劇的に解消されます。質の高い休息をとるためには、体格に合わせた投資も大切です。
6畳の部屋に配置する時のレイアウトのコツ
一般的な6畳のお部屋にシングルベッドを置く場合、配置次第で使い心地が変わります。動線を意識したレイアウトのポイントを抑えましょう。
1. 壁に寄せると部屋の有効スペースが広くなる
ベッドを部屋の隅や壁際に寄せるのが、最もポピュラーな配置です。中央に広いスペースが生まれるため、ラグを敷いたり座卓を置いたりできます。
壁に体が触れるのが気になる場合は、数センチだけ隙間を空けましょう。空気の通り道ができることで、カビ対策にもつながります。
2. ベランダや窓への通路を50センチ以上確保する
ベランダへの出入り口や窓の前にベッドを置く際は、通路を空けることが重要です。人が通るには、最低でも50cmの幅が必要になります。
洗濯物を干す時のストレスを減らすための工夫です。毎日通る場所だからこそ、スムーズに動ける隙間を確保しておきましょう。
3. クローゼットの扉が干渉しない位置に置く
意外と見落としがちなのが、収納の扉が開く範囲です。開き戸タイプのクローゼットの場合、ベッドに当たって全開できないことがあります。
購入前に、扉を開けた時の寸法をメジャーで測っておきましょう。引き戸タイプのお部屋なら、ベッドとの距離が近くても問題ありません。
フレームのデザインで変わる外寸の注意点
マットレスのサイズは同じでも、フレームのデザインによって外寸は変わります。お部屋に置けるかどうかは、フレームを含めた実寸で判断しましょう。
1. 宮付きやコンセント付きは全長が20センチ長くなる
枕元に棚がある「宮付き」タイプは、スマホを置けて便利です。しかし、その分だけ奥行きが15cmから20cmほど長くなります。
お部屋の縦幅ギリギリに設置しようとすると、ドアが開かなくなる恐れがあります。利便性とスペースのバランスを考えましょう。
2. ステージベッドはマットレスより幅が広い設計
デザイン性が高い「ステージベッド」は、フレームがマットレスより一回り大きく作られています。マットレスの横に木枠が余るような見た目です。
このタイプはシングルサイズであっても、実寸はセミダブルに近い幅になります。見た目はおしゃれですが、設置スペースには注意が必要です。
3. ヘッドボードなしのタイプは省スペースに最適
お部屋を少しでも広く使いたいなら、ヘッドボードがない「ヘッドレス」がおすすめです。マットレスとほぼ同じサイズで収まります。
「無印良品のスチールメッシュベッド」などは、非常にシンプルで圧迫感がありません。足元もスッキリするため、狭いお部屋の強い味方です。
質の高い睡眠を叶えるマットレスの選び方
ベッドのサイズが決まったら、次は中身であるマットレスの種類を選びます。シングルベッドには大きく分けて2つの構造があります。
1. ボンネルコイルとポケットコイルの硬さの比較
ボンネルコイルはバネが連結しており、面で体を支える硬めの感触です。耐久性が高く、畳に布団を敷いて寝ている感覚に近いのが特徴です。
一方、ポケットコイルは独立したバネが点で支えます。体の曲線に合わせて沈み込むため、振動が伝わりにくくフィット感に優れています。
2. 体圧分散に優れた厚手マットレスの寝心地
腰痛が気になる方は、厚みが20cm以上ある体圧分散タイプが適しています。特定の場所に重さが集中しないため、朝までぐっすり眠れます。
厚みがあるマットレスは豪華に見える効果もあります。シングルサイズでも、厚みのあるものを選ぶだけで寝室の高級感が増します。
3. 3つ折りタイプなら掃除やメンテナンスが簡単
一人暮らしでこまめに手入れをしたいなら、3つに折りたためるタイプが便利です。マットレスを立てて陰干しできるため、湿気対策が楽になります。
「アイリスオーヤマのエアリーマットレス」などは、通気性が良く丸洗いも可能です。清潔さを重視する方に人気がある選択肢です。
部屋を広く見せるためのベッドの高さの決め方
ベッドの高さは、お部屋の視覚的な広さに影響を与えます。天井までの距離がどれくらい空くかで、部屋の開放感が変わります。
1. ロータイプのフレームで天井を高く感じさせる
脚が短い、あるいは脚がないローベッドは、部屋を広く見せる効果があります。視線が下がることで、天井までの空間が広く感じられるからです。
狭いワンルームでも圧迫感が出にくいのがメリットです。和室のような落ち着いた雰囲気を作りたい時にも適しています。
2. 収納付きベッドでタンスを置かない工夫をする
ベッド下に引き出しがついたタイプは、収納不足の解消に役立ちます。衣類や季節ものをベッド下にまとめれば、他に収納家具を置く必要がありません。
結果としてお部屋の床面積を広く使うことができます。高さは出ますが、機能性を重視するなら非常に効率的な選択です。
3. 掃除のしやすさを優先するなら脚付きタイプ
高さ15cm程度の脚がついたベッドは、掃除機やロボット掃除機が入りやすくなります。ホコリが溜まりにくいため、アレルギー対策にも有効です。
「ニトリの脚付きマットレス」などは、フレームがないため非常にスッキリ見えます。風通しが良いため、マットレスの寿命を延ばすことにもつながります。
夫婦や家族でシングルベッド2台を並べて使う方法
シングルベッドは1人用ですが、2台組み合わせることで大きなベッドとしても活用できます。ライフスタイルの変化に合わせやすい使い道です。
1. 2台並べるとキングサイズ相当の幅になる
シングル(幅100cm)を2台並べると、合計で幅200cmになります。これは一般的なキングサイズよりも少し広いサイズ感です。
広々と贅沢に眠れるだけでなく、お互いの振動が伝わりにくいという利点があります。睡眠のリズムが違うカップルにも適したスタイルです。
2. 連結パーツや隙間パッドで境目を埋めるコツ
2台並べると、どうしてもマットレスの間に隙間ができてしまいます。これを解消するために、市販の「隙間パッド」や「連結ベルト」を使いましょう。
その上から大きなボックスシーツを被せれば、1枚の大きなベッドのように使えます。真ん中で寝るお子様がいても、溝に落ちる心配がありません。
3. 将来的に分割して別々の部屋で使える柔軟性
最初から大きなベッドを買うのと違い、シングル2台なら将来的に分割できます。子供部屋が必要になった際、1台を移動させて使うことも可能です。
ライフステージに合わせて形を変えられるのが、シングルベッドを複数持つ最大の魅力です。長く愛用できる賢い選択と言えます。
購入前に確認したい搬入経路のチェックポイント
最後に、気に入ったベッドが家に入るかを確認しましょう。サイズ選びで最も多い失敗は「部屋には入るが、玄関を通らない」というケースです。
1. エレベーターの入り口や奥行きのサイズを測る
マンションにお住まいの場合、エレベーターに入るかどうかが最初の関門です。特にマットレスは折り曲げられないタイプが多いため、高さが重要になります。
エレベーターの扉の高さだけでなく、内部の奥行きも測っておきましょう。斜めにして入れられるか、事前にシミュレーションが必要です。
2. 階段の踊り場でマットレスが曲がれるか確認
戸建ての2階に設置する場合、階段の形状が重要です。L字型の階段や狭い踊り場があると、長いマットレスが引っかかってしまいます。
手すりを含めた有効幅がどれくらいあるかメモしておきましょう。搬入が難しい場合は、圧縮ロール状で届くマットレスを選ぶのも手です。
3. 玄関ドアや室内建具の有効開口幅の目安
最後は玄関や、各お部屋の入り口のドア幅です。ドアが90度以上しっかり開くか、取っ手が邪魔にならないかを確認します。
シングルベッドの梱包サイズは、通常100cm×200cm程度になります。これらが通過できる「通り道」を確保できているかが、納品当日の安心に繋がります。
まとめ
シングルベッドのサイズは幅約100cm、長さ約195cmが標準です。この基本サイズを軸に、お部屋の広さや自分の体格に合わせて微調整するのが失敗しないコツです。宮付きフレームなら奥行きに、ステージタイプなら横幅に余裕を持つことを忘れないでください。
サイズが決まったら、次はお部屋のコンセントの位置や窓の向きを確認して、具体的な配置図を書いてみましょう。図面に落とし込むことで、より生活のイメージが湧きやすくなります。納得のいく1台を見つけて、心地よい眠りの空間を整えてください。