マットレスを選ぶとき、厚さをどれくらいにするか迷う人は多いはずです。実はマットレスの厚さによる違いを知ることは、快適な睡眠環境を整えるための大切なステップになります。薄すぎると床の硬さを感じて体が痛くなりますし、厚すぎると手入れや配置に困ることもあるからです。
自分にぴったりのマットレスの選び方をマスターして、質の高い眠りを手に入れましょう。この記事では、厚みごとのメリットやデメリット、使う人の体重に合わせた最適な基準を具体的に解説します。今の寝具に不満がある人も、これから新生活を始める人も、納得のいく1枚を見つけるための参考にしてください。

マットレスの厚さによる違いとは?
マットレスの厚みは、単なる見た目のボリューム感だけではありません。寝たときの姿勢を支える力や、体にかかる圧力を分散する性能に直結します。厚さが変わることで、クッション性だけでなく部屋の使い勝手も大きく変化します。
1. 厚みが寝心地や体圧分散に与える影響
厚みがあるマットレスほど、内部の詰め物やスプリングの層が充実しています。何層にも重なった素材が体の凹凸を吸収し、特定の部位に重さが集中するのを防ぎます。これにより、肩や腰への負担が和らぎ、リラックスした状態で眠りやすくなります。
反対に、薄いマットレスは底付き感が出やすい傾向にあります。底付き感とは、体がマットレスを通り越して床の硬さを感じてしまう状態のことです。適切な厚みがあれば、寝返りを打っても体が安定し、深い眠りを維持しやすくなります。
2. 重さと収納しやすさのトレードオフ
薄いマットレスは軽量で、持ち運びや収納に優れています。折りたたみができるタイプも多く、日中は部屋を広く使いたい人に向いています。掃除の際にも動かしやすいため、手軽さを重視するスタイルに最適です。
一方で、厚型マットレスは重量があり、一度設置すると移動させるのが大変です。しかし、その分だけ安定感があり、ベッドフレームに置いたときの重厚感を楽しめます。毎日の上げ下げの手間をとるか、据え置きの安定感をとるかが判断の分かれ目になります。
3. 耐久性と価格帯に現れる厚さの差
一般的に、厚みがあるモデルほど価格は高くなる傾向にあります。使用されている素材の量が多く、複雑な構造をしているためです。しかし、厚みがある分だけへたりにくく、長期間使い続けられるというメリットがあります。
薄型の安価なモデルは、数年でクッション性が失われることも少なくありません。初期費用を抑えるなら薄型ですが、10年単位での使用を考えるなら厚型の方がコストパフォーマンスが良くなるケースもあります。自分の予算と使用期間のバランスを考えることが大切です。
薄型マットレス(10cm以下)の特徴とメリット
厚さ10cm以下の薄型マットレスは、日本の住環境に非常にマッチした選択肢です。フローリングや畳に直接敷いて使うことが想定されており、扱いやすさが最大の武器となります。
1. 折りたたみマットレス 10cm 三つ折りの利便性
10cm程度の厚みがあれば、高反発素材なら1枚でも十分な底付き対策が可能です。例えば「マニフレックス メッシュ・ウィング」のような製品は、しっかりした支持力と収納性を両立しています。三つ折りにできるタイプなら、朝起きてすぐに畳んで部屋の隅に置けます。
この厚さは、ワンルームでの一人暮らしや、来客用の予備としても非常に重宝します。自立するタイプを選べば、立てかけて部屋干しをすることも簡単です。日常のメンテナンスを楽にしたい人にとって、10cmは黄金の厚みと言えます。
2. 押し入れに収納できる軽量な設計
薄型マットレスの多くは、押し入れの段に収まるサイズ感で作られています。重量も5kgから8kg程度と軽く、女性や年配の方でも無理なく扱えます。引っ越しが多い人にとっても、荷物にならずに運び出せるのは大きな魅力です。
床に近い位置で眠るため、部屋を圧迫せず天井を高く感じさせる効果もあります。ミニマリスト的な生活を目指す人や、和室の雰囲気を壊したくない人にも好まれます。手軽に寝床を作れる機動性が、薄型の大きな特徴です。
3. トッパーとして既存の寝具に重ねる活用方法
厚さ5cm前後のモデルは、単体ではなく「マットレストッパー」として活用されます。今使っているマットレスや敷布団の上に重ねるだけで、寝心地を劇的に改善できます。「エアウィーヴ 01」などは、その代表的な例です。
今の寝具が少し硬すぎたり、腰の部分がへたってきたりしたときに役立ちます。全部を買い替える必要がないため、コストを抑えて睡眠の質を上げたい場合に有効な手段です。古い寝具を捨てずに活かせる、賢い選択肢と言えるでしょう。
厚型マットレス(20cm以上)の特徴とメリット
厚さが20cmを超えるマットレスは、本格的なベッド生活を楽しみたい人に最適です。ホテルで使われているような贅沢な寝心地を、自宅で再現することができます。
1. ポケットコイルマットレス 厚さ20cm以上のクッション性
20cm以上の厚みがあるモデルの多くは、内部にスプリングを内蔵しています。特に「エマスリープ」や「シモンズ」に代表されるポケットコイル式は、コイル一つひとつが独立して体を支えます。厚みがあることでコイルの可動域が広がり、より緻密なサポートが可能になります。
横になった瞬間に体が包み込まれるような感覚は、厚型ならではの特権です。詰め物としてウレタンやラテックスを何層も重ねることで、表面は柔らかく、芯はしっかりした構造を実現しています。この余裕のある構造が、質の高い休息をサポートします。
2. 底付き感のない安定した寝姿勢の維持
厚みがあれば、どんな寝姿勢をとっても体が床に当たる心配がありません。特に横向きで寝る際、肩や腰が深く沈み込んでも、下の層がしっかり受け止めてくれます。これにより、背骨が自然な形に保たれ、筋肉の緊張が解けやすくなります。
寝返りを打ったときの振動も吸収しやすく、隣で寝ている人を起こしにくいという利点もあります。朝まで一度も目が覚めないような、安定した眠りを求める人に適しています。どっしりとした安心感の中で眠れるのが、厚型の強みです。
3. 2層構造や詰め物の充実による体圧分散性能
厚型マットレスは、役割の異なる複数の素材を組み合わせることができます。上層で柔らかくフィットさせ、中層で体圧を逃がし、下層でしっかり支えるといった設計です。この多層構造が、理想的な体圧分散を生み出します。
通気性を確保するための空間も広く取れるため、内部の蒸れを防ぎやすい構造にできます。夏は涼しく、冬は保温性を高めるといった調整も、厚みがあるからこそ可能になります。機能性をトータルで追求するなら、やはり20cm以上のクラスが有利です。
体重や体格に合わせた厚さの選び方
自分に合う厚さを決める最大のポイントは「体重」です。体重が重い人ほど、マットレスを押しつぶす力が強くなるため、より厚みが必要になります。
| 体重の目安 | 推奨される厚さ | 適したタイプ |
| 40kg以下 | 5cm以上 | トッパー、薄型ウレタン |
| 60kg前後 | 10cm前後 | 三つ折り、高反発ウレタン |
| 80kg以上 | 15cm〜20cm以上 | 高密度ウレタン、コイル式 |
| 100kg以上 | 25cm以上 | プレミアムコイル、多層構造 |
1. 体重 40kg 5cm 前後のトッパーでも十分なケース
体重が軽い人は、マットレスを深く沈め込む力が弱いです。そのため、厚さ5cm程度の薄いタイプでも、底付き感を感じずに眠れることが多いです。敷布団の上にトッパーを1枚足すだけで、十分なクッション性を得られます。
逆に厚すぎると、体が沈み込まずに浮いているような感覚になる場合もあります。小柄な方や子供であれば、10cm以下の高反発マットレスで十分快適に過ごせるでしょう。無理に厚いものを選ばず、適度な反発力があるものを選ぶのがコツです。
2. 体重 80kg マットレス 厚さ 10cm 以上を推奨する理由
体重が80kgを超えてくると、薄いマットレスでは素材が潰れきってしまいます。最低でも10cm以上の厚さがないと、腰が床に当たってしまい、痛みの原因になります。ウレタン素材であれば、密度が高い「30D」以上のものを選ぶことが必須条件です。
もし10cmのウレタンで物足りなさを感じる場合は、スプリング入りの厚型を検討してください。体重を分散させるための「厚みの余裕」があることで、マットレス自体の寿命も延びます。大柄な人ほど、厚さへの投資が眠りの質に直結します。
3. BMI 25 以上の大柄な人に適した厚みと硬さ
BMIが高いガッチリした体格の人は、局所的に強い圧力がかかりやすいです。20cm以上の厚みがあり、さらに表面の詰め物がしっかりしているモデルを選びましょう。単に厚いだけでなく、沈み込みすぎない「硬め」の設定が理想的です。
特にポケットコイルの線径が太いものや、高反発ウレタンが層になっているタイプが向いています。厚みによって荷重を広い範囲で受け止めることで、寝返りがスムーズになります。起きたときの体の重さを軽減するためにも、ボリュームのある1枚を選んでください。
フローリングや畳への直置きに適した厚さ
ベッドフレームを使わず、床に直接マットレスを置くスタイルには独自の注意点があります。湿気と底冷えへの対策が、厚さ選びの鍵を握ります。
1. マットレス 直置き 厚さ おすすめ の基準は10cm
床に直接置くなら、厚さ10cmが最もバランスの良い基準となります。これ以下の厚さだと、冬場は床からの冷気が直接伝わってきて、体が冷えてしまいます。10cmあれば断熱材のような役割を果たし、暖かさを保ちやすくなります。
また、ある程度の厚みがあることで、ホコリの吸い込みを抑える効果も期待できます。床から顔までの距離を離すことができるため、より清潔な環境で眠れます。寝心地と衛生面の両立を考えるなら、10cmを最低ラインに設定しましょう。
2. 湿気が溜まりにくい三つ折り構造の利点
直置きで一番怖いのは、マットレスの裏側に発生するカビです。厚さ10cm前後の薄型モデルには、三つ折りにできるタイプが非常に多く存在します。折り曲げて自立させれば、設置面を空気にさらして効率よく乾燥させられます。
重い厚型マットレスを床に直置きすると、湿気を逃がすのが難しくなります。どうしても厚型を直置きしたい場合は、下に「すのこマット」を敷くなどの工夫が必要です。手軽にメンテナンスを済ませたいなら、折りたたみ可能な薄型が圧倒的に有利です。
3. 冷気や底冷えを防ぐために必要な断熱効果
フローリングの部屋は、冬場に想像以上の冷え込みを見せます。薄すぎるマットレスでは、体温が床に奪われてしまい、眠りが浅くなる原因になります。一定の厚みは、天然のクッション層としてだけでなく、断熱層としても機能します。
特に10cm以上の高反発ウレタンは、内部に空気を含んでいるため保温性に優れています。畳であれば少し薄くても耐えられますが、フローリングなら厚みを優先しましょう。冷え性の人こそ、床との距離をしっかり確保できる厚さを選ぶべきです。
ベッドフレームで使用する場合の厚さの目安
ベッドフレームと組み合わせる際は、全体の高さのバランスが重要になります。マットレスの厚さだけで決めるのではなく、フレームとの相性を考えましょう。
1. すのこベッド マットレス 厚さ 相性とカビ対策
すのこベッドは通気性が良いため、どんな厚さのマットレスとも相性が良いです。ただし、薄すぎるマットレスを乗せると、すのこの凹凸(板の感触)を背中に感じることがあります。この場合も、10cm以上の厚みがあれば板の感触を遮断できます。
また、ベッド下の空間があるため、厚型の重いマットレスを置いても湿気がこもりにくいです。すのこの強度にもよりますが、20cm以上のコイルマットレスを置いて、本格的なベッドとして使うのが一般的です。清潔感と寝心地を高いレベルで維持できる組み合わせです。
2. ロフトベッドや2段ベッドの柵の高さを超えない制限
ロフトベッドや2段ベッドには、転落防止のための柵が付いています。ここで厚すぎるマットレスを使ってしまうと、柵の高さを超えてしまい、転落の危険性が高まります。安全上の理由から、厚さ10cm程度までに制限されていることが多いです。
購入前に必ず「柵の有効高さ」を確認してください。例えば、柵の高さが30cmある場合、マットレスを10cmに抑えれば、残りの20cmがガードとして機能します。高さを出しすぎないことが、こうしたベッドを安全に使うための鉄則です。
3. ベッドフレームの耐荷重とマットレス重量の確認
厚さ25cmを超えるようなプレミアムマットレスは、1枚で30kg以上の重さになることがあります。ベッドフレームにはそれぞれ「耐荷重」が設定されているため、これを超えないか確認が必要です。特に安価なパイプベッドなどは注意が必要です。
マットレスの重さに自分の体重を加えた合計が、耐荷重の範囲内に収まるようにしましょう。重いマットレスは一度設置すると動かすのが大変なため、フレームの頑丈さは非常に重要です。長く安全に使うためにも、足回りがしっかりしたフレームを選んでください。
素材による厚みの構造的な違い
マットレスは、使われている素材によって「必要な厚み」が変わります。素材の特性を理解すると、自分に最適な厚さがより明確になります。
1. 高反発マットレス 10cm 厚が主流である理由
高反発ウレタンは、少ない厚みでも体を押し返す力が強い素材です。そのため、10cmという厚さでも、一般的な体重の人なら底付きせずに支えきることができます。これ以上厚くすると重くなりすぎ、薄くすると支えが足りなくなるため、10cmが標準となっています。
10cmの厚みがあれば、ウレタンを2層にして「表面は柔らかく、下は硬め」といった工夫も可能です。日本で人気のある「西川 エアー」などの機能性マットレスも、このサイズ感をベースに設計されています。効率的なサポートを求めるなら、高反発の10cmが賢明な選択です。
2. 低反発マットレスの沈み込みをカバーする厚み
低反発素材(メモリーフォーム)は、体温や重さに反応してゆっくり沈み込むのが特徴です。そのため、薄すぎると腰などの重い部分がすぐに床に到達してしまいます。低反発を選ぶなら、高反発素材の上に重ねられた「多層構造」の厚いものを選びましょう。
トッパーとして使う場合でも、4cmから5cm程度の厚みがあると低反発独特のフィット感を味わえます。単体で使う場合は、沈み込みすぎるのを防ぐために、トータルで15cm以上の厚みがあるモデルが安心です。柔らかさと支持力のバランスが、低反発選びのポイントです。
3. ボンネルコイルとポケットコイルの最低限必要な厚み
スプリング(コイル)を使用するマットレスは、コイル自体の高さが必要です。ボンネルコイルなら15cm以上、ポケットコイルなら20cm以上が、性能を十分に発揮できる最低ラインです。これより薄いコイルマットレスは、耐久性に不安が残ります。
コイルの上に敷かれる「詰め物」の厚さも、寝心地を大きく左右します。コイルの感触を直接背中に感じないためには、詰め物だけで3cmから5cm程度の厚みが欲しいところです。結果として、コイル式は必然的に20cm前後の厚みを持つことになります。
腰痛や寝起きの体の痛みと厚さの関係
朝起きたときに腰や肩が痛む場合、マットレスの厚さが原因かもしれません。適切な厚みは、寝ている間の姿勢を正しく保つために不可欠です。
1. 腰痛 マットレス 厚さ 選び方 と寝姿勢の維持
腰痛持ちの人は、腰が沈み込みすぎないことが重要です。厚みが足りないと、腰が床に当たって圧迫されるか、逆に柔らかすぎて不自然に曲がってしまいます。10cmから15cm程度の、適度な厚みと反発力があるモデルが推奨されます。
理想は、立っているときと同じような「緩やかなS字カーブ」を維持できる厚さです。この姿勢が保てると、腰周りの筋肉がリラックスし、痛みの軽減につながります。自分の体重を預けても、姿勢が崩れないだけの厚みがあるかを確認しましょう。
2. 底付き感が原因で起こる血行不良と寝返りの減少
薄すぎるマットレスで寝ると、床の硬さが体に伝わり、その部分の血行が悪くなります。脳は無意識に不快感を感じ、寝返りを増やして圧力を逃がそうとします。しかし、寝返りが多すぎると深い眠りが妨げられ、疲れが取れなくなります。
適切な厚みがあれば、体圧が分散されるため、無理な寝返りが減ります。朝起きて「体が凝っている」「疲れが抜けない」と感じるなら、厚みが不足している可能性が高いです。あと数センチの厚みが、眠りの質を劇的に変えることもあります。
3. 横向き寝の際に肩や腰が当たらないための余裕
横向きで寝る習慣がある人は、仰向けの人よりも深い厚みを必要とします。肩幅の分だけ、体がマットレスに沈み込む必要があるからです。薄いマットレスでは肩が床に当たってしまい、窮屈な姿勢を強いられることになります。
横向き寝が多いなら、最低でも10cm、できれば15cm以上の厚みが理想的です。肩が優しく沈み込み、かつ首筋が真っ直ぐ保てる厚さがあれば、首や肩のコリを防げます。自分の寝相に合わせて、必要な「沈み込みの余裕」を考慮してください。
厚みが足りないと感じた時の改善方法
今のマットレスを買い替えずに、厚みを補強する方法もあります。ちょっとした工夫で、驚くほど寝心地が改善することがあります。
1. マットレス トッパー 使い方 5cm 追加による寝心地の調整
最も手軽なのが、前述した「マットレストッパー」の追加です。厚さ5cm程度のものを上に敷くだけで、マットレスの合計厚が増し、底付き感が解消されます。高反発トッパーを選べば腰のサポートが強まり、低反発を選べば肌触りが優しくなります。
トッパーは、今のマットレスの「表面の劣化」を隠すのにも役立ちます。ヘタり始めたマットレスでも、トッパーを乗せることで寿命を少し延ばすことが可能です。予算を抑えつつ、今の環境をアップデートしたい場合に最も有効な手段です。
2. アンダーマットレスによる厚みの補強
トッパーとは逆に、マットレスの「下」に敷く方法もあります。これは「アンダーマットレス」と呼ばれ、主に薄いマットレスや敷布団の底上げに使われます。安価な硬質ウレタンのマットを下に敷くだけで、床の硬さをシャットアウトできます。
特に折りたたみ可能なアンダーマットレスは、湿気対策としても優秀です。今の寝具がお気に入りで、純粋に厚みだけを足したい場合にはこの方法がベストです。上下で素材を挟むことで、自分好みの硬さにカスタマイズする楽しさも味わえます。
3. 敷きパッドや除湿シートの併用による調整
わずかな底付き感であれば、厚手の敷きパッドを併用するだけでも緩和される場合があります。ウールやコットンをたっぷり使ったパッドは、1cmから2cm程度の厚みを追加してくれます。吸湿性も高まるため、寝心地のさらなる向上に寄与します。
また、直置きしている場合は、除湿シートを下に敷くことを忘れないでください。厚みを足すと湿気がこもりやすくなるため、衛生面でのケアがより重要になります。厚みとメンテナンスのバランスを整えることが、長く使い続けるコツです。
ライフスタイル別のおすすめの厚さ
住んでいる部屋の広さや、どのように使うかによって、選ぶべき厚さは自ずと決まってきます。自分の生活シーンを想像してみてください。
1. 一人暮らし 6畳 部屋を広く使うための薄型タイプ
6畳程度の限られたスペースでは、厚さ20cmのベッドを置くと部屋がかなり狭く見えます。こうした環境では、厚さ10cm程度の三つ折りマットレスが最適解です。昼間はソファ代わりにしたり、折りたたんで立てかけたりすることで、居住スペースを確保できます。
最近では「アイリスオーヤマ」の高反発マットレスなど、手頃な価格で十分な厚みを持つ製品が増えています。引っ越しの際も自分で運べるサイズ感なので、身軽に生活したい若年層にもぴったりです。利便性と快適性のバランスが、一人暮らしには欠かせません。
2. 来客用マットレス 5cm 8cm 収納性を重視した選択
たまに来るお客様のために用意するなら、収納場所を取らないことが最優先です。厚さ5cmから8cm程度の薄型であれば、丸めてバッグに収納したり、クローゼットの隙間に収めたりできます。年に数回の使用であれば、この程度の厚みでも十分おもてなしとして成立します。
コンパクトにまとめられる「ロールアップタイプ」のマットレスも、来客用には便利です。出すのも片付けるのも簡単で、使わないときは存在を忘れさせてくれます。予備の寝具として1枚持っておくと、急な泊まり客にもスマートに対応できます。
3. 子供の成長に合わせた長く使える厚み選び
成長期の子供には、体格の変化を見越した厚さを選びましょう。幼児期は5cm程度でも十分ですが、中学生、高校生と体重が増えていくことを考えると、最初から10cm程度のものを選んでおくと安心です。
また、子供は寝返りが激しいため、ベッドから落ちたときの衝撃を和らげる「低めの設置」も検討すべきです。厚みを10cm程度に抑えて、床に近い位置で寝かせることで安全性を確保できます。汚れたときの手入れのしやすさも含め、扱いやすい厚みを選んであげましょう。
マットレスを長持ちさせる厚さ別の手入れ方法
マットレスを長持ちさせるには、厚さに合わせた適切なケアが必要です。重さや形状によって、気をつけるべきポイントが異なります。
1. 厚型マットレス 25cm 重い タイプのローテーション術
厚型マットレスは非常に重いため、頻繁に干すのは現実的ではありません。その代わり、3ヶ月に1回程度「ローテーション」を行いましょう。頭側と足側を入れ替えるだけで、同じ場所に重さが集中するのを防ぎ、へたりを遅らせることができます。
もし両面使えるタイプなら、裏表をひっくり返すのも効果的です。マットレスの四隅を持って少しずつずらすのがコツです。重労働ではありますが、このひと手間でマットレスの寿命を数年延ばすことができます。
2. 薄型マットレスの立てかけ乾燥とカビ防止対策
薄型マットレスは、湿気が裏側に溜まりやすいのが弱点です。週に1回は壁に立てかけて、裏面に風を通すようにしてください。特に冬場の結露や夏場の寝汗は、カビの大きな原因になります。
三つ折りタイプなら「N字型」に自立させるのが一番簡単です。扇風機やサーキュレーターの風を当てると、乾燥のスピードがさらに上がります。軽さを活かして、こまめに空気を入れ替えることが、薄型を清潔に保つ秘訣です。
3. ウレタン密度 30D 以上の品質と寿命の見極め
厚さだけでなく「密度(D:デンシティ)」にも注目してください。厚さが10cmあっても、密度が低い(20D前後)とすぐにへたってしまいます。高品質なマットレスの多くは、30D以上の高密度ウレタンを使用しており、これが5年から8年という寿命の根拠になります。
密度が高いほど、内部の気泡が細かく詰まっているため、反発力が持続します。購入前に製品仕様を確認し、厚みと密度の両方が基準を満たしているかチェックしましょう。正しい知識を持って選ぶことが、結果的に財布にも優しい選択となります。
まとめ
マットレスの厚さは、寝心地から日々の手入れまで、生活のあらゆる面に影響を与えます。10cm以下の薄型は収納性や直置きに優れ、20cm以上の厚型はホテルのような安定したサポート力を提供してくれます。自分の体重や住環境を振り返り、どちらが今の自分に必要かを見極めることが、失敗しない選び方の第一歩です。
マットレスは一度買うと長く付き合う道具です。もし今の厚みに不満があるなら、いきなり買い替える前にトッパーで調整するのも賢い方法でしょう。逆に、長年の腰痛や疲れが抜けない悩みがあるなら、思い切って厚みのある高品質なモデルに投資する価値は十分にあります。毎日を元気に過ごすための「土台」として、納得のいく厚さを選んでみてください。
次に考えるべきは、マットレスの「硬さ」や「素材」の相性かもしれません。厚さが決まったら、自分の好みの感触をさらに深掘りして、最高の1枚を完成させましょう。